肥満とは


体の体脂肪の割合が多く占められている状態のことです。

体重が重くとも、それが筋肉で占められている場合は肥満体とは呼びません。
反対に体重が少なくても体脂肪が多い場合には肥満体と呼ばれます。
近年では見た目は細くとも、内臓に脂肪がついてしまっている隠れ肥満などの人も多くいらっしゃいます。「肥満は万病のもと」と言われるように、そこから派生して糖尿病や高血圧、動脈硬化から脳卒中や心筋梗塞など様々な「死」に繋がる病気に直通しているのです。

 

肥満の原因


 

1.摂食

間食や高カロリーのものを日々摂取していませんか?
一日に消費するカロリーオーバーで、確実に肥満になります。

 

 

 

2.摂食パターンの異常

「食べないダイエット」を皆さん1回はやったことがあるのではないでしょうか。
しかし食事回数が少ないと、その分体が栄養を吸収しようとするため逆効果なダイエットなのです。
なるべくきちんと3食食べるようにしましょう。

 

 

3.運動不足

働いているため時間がない・面倒くさいなどの理由からなかなか生活の中に運動を取り入れることができないかと思います。
運動不足は体内の消費するエネルギーをどんどん減らしていき、エネルギーを体内に貯め込みやすい体質に変化させてしまいます。

 

 

4.遺伝

肥満には遺伝も関係しているとも言われています。

 

 

 

 

肥満の治療


αリポ酸注射
老化の原因となる活性酸素を抑制し、脂肪燃焼の手助けをします。
ビタミンC,Eの400倍の抗酸化力があるαリポ酸は、体内で発生する活性酸素の増加を抑制し、細胞の酸化を防いでくれます。
これによって老化や生活習慣病の予防となります。
αリポ酸は水や脂肪に容易に溶け込むので体の隅々の細胞まで生き渡ります。またビタミンCやEなど様々な栄養素の働きを助け、抗酸化力を向上させてくれます。

αリポ酸には新陳代謝を促進する働きがあります。
熱エネルギーの生産性を高めるため、ダイエットやむくみ・冷え症など女性が多く抱える問題に対して効果的な効能をもたらしてくれます。
注射は以下のような症状に効果が期待できます。(個人差があります。)
・肌の衰えが気になる
・体脂肪が気になる(ダイエットを考えている)
・身体が疲れやすい
・シミ・くすみが気になる
・冷え性で手足が冷たい
・顔や手がむくむ
また、患者さんの目的に合わせてL-カルニチンを追加することも可能です。
お気軽にご相談ください。

 

内服

漢方薬やサプリメントによる治療、特にGABA、L-カルニチン、CoQ10を組み合わせることにより脂肪の燃焼がより効果的になります。
詳しくはGABAのご案内をご覧下さい。

 

 

メタボリックシンドローム


メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪が過度に蓄積され、動脈硬化の危険因子を複数併せ持った状態です。

メタボリックシンドロームというと、単純に「太った人」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
しかし実際は内臓脂肪の蓄積と、その他に高血糖や高脂血症・高血圧などの疾患を併せ持った状態のことをいいます。
メタボリックシンドロームにかかると、血液の流れが悪くなって動脈硬化を引き起こす確率が高まり、そこから更に脳卒中や心筋梗塞などを合わせて発症する危険があります。ただの肥満と甘くみず、早急に適切な治療を行うことが大切です。

基盤は内臓脂肪

メタボリックシンドロームの要因はお腹に蓄積された内臓脂肪です。
この内臓脂肪を減少させることで高血糖・高脂血症・高血圧などの疾患やメタボリックシンドロームの症状を解消させます。

 

予防と対策

○食生活の改善(食事療法)
食べ過ぎに注意して、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
当院では栄養士による栄養指導を行っております。

○運動習慣を身に付ける(運動療法)
筋肉が落ちると、基礎代謝が低下して太りやすくなります。
ウォーキングなどの、適度な運動を心がけましょう。

当院では患者さんの状態とデータに基づいて運動を行う為の計画を立てます。特種モニターを装着することにより1日の運動量、1週間単位の運動量の合計や運動強度をグラフ化することが可能です。それによってそれぞれの弱点をみつけ改善していきます。
ダイエットシュミレーションなど、各患者さんに合わせた適切な指導が実現できます。

 

 

(肥満治療)

医療法人社団生栄会赤羽台診療所 〒115-0053東京都北区赤羽台1-5-22